戦えるママチャリ 製作作業8

さて、恒例のシェボーFアルミの改造記事その8
雨上がりで涼しくなってきたので意を決して作業再開。
ブレーキ効き過ぎちゃった、の続きから。

実は前回の記事からすぐ都内を走り回ってパワーモジュレーターを探しに行ったんですね。
よく行く上野近辺のサイクルショップには在庫がなく、行きつけのCBあさひ某店には「パワーモジュレーターってなんですか」とまで言われる始末。
そんなにマイナーパーツだったのかと頭を抱えてしまったが、電話しまくってワイズロード赤坂店に在庫があるらしいので捕獲しに向かった。
ワイズは池袋店(雑居ビルのゴミゴミしたところ)で合わない自転車を買わされて以来、あまり良い印象はなかったが、あの赤坂店の品数の多さには感心した。
だってシマノのスモールパーツをそこそこ在庫してるショップなんて、そうないでしょ。
さて閑話休題。

こうして買ってきたパワーモジュレーター SM-PM70がこれ。

パワーモジュレーター

パワーモジュレーター SM-PM70

開封して取り付け図面を見たけど通すだけみたいなことを書いてあるけど、正直取り付け方がよく分からない。
何が分からないって、あのインナーリード(曲がってるパイプみたいなの)に差し込むプラスチックのスリーブを先に通しておく(BL側から差し込む)のか、それとも普通にインナーリードと一体化させておくのかが書いていない。
検索しても出てこない。本当、みんな分かってるの??
シマノはこの手抜き図面何とかしろよ!と悪態付いても仕方がないので、とりあえず先にスリーブを通してからモジュレーター本体を通して、それからインナーリードを差し込むようにした。
[スリーブ]-[モジュレーター]-[インナーリード] こんな感じ。
こうして合わせようとすると全体的にモジュレーターの分だけのアウターケーブルに干渉して付けられそうもない。
仕方なくアウターケーブルの長さをちょっきりになるようにワイヤーカッターで切断したら、なんだか断面が潰れてしまいケーブルが通せなくなり、このあたりの成型に難儀した。
最終的に千枚通しで無理矢理広げたけど、世の中の人はどう処理してるんだろうね。
そしてブレーキの調整。なんか難しいな・・・。
本来(モジュレーターなしの状態)に望まれるシューとリムとのクリアランスは両サイド合わせて2mmほどだが、これで調整するとあまり使い勝手が変わらないデジタルブレーキのまま。
なので5mmほどに広げて調整したが、結果としてブレーキワイヤーがタルタルになった。
まあしょうがないか・・・。
で、取り付け完了。

パワーモジュレーター取付完了

パワーモジュレーター取付完了


ちなみにケーブルの端末処理には半田ではなく瞬間接着剤を使いました。
まず切る前にアロンアルファを垂らす。固まってからワイヤーを切って、断面に改めてアロンアルファを垂らす。
結構、いい感じだよ!ひょっとして俺って天才?ってぐらい。

そしてママチャリの必須アイテムであるリング錠(サークル錠)を取り付けて完成。

リング錠の取付

リング錠の取付

で、試走してくる。

お、良い感じやん(・∀・)

まあ握りしめると結局ホイールはロックするんだけど、以前のようなデジタルな効き具合ではなくスピードコントロールはしやすくなった。

でも後輪だから良いけど、前輪にはこれでも過大すぎて無理だね。

おそらく簡単にジャックナイフしてしまう。

せっかく買ったけど、前輪はテクトロのままで良いかな。

Vブレーキとしては効きが悪いかもしれないけど、それがほどよい感じになっていて現状で不満がないので。

しばらくこの状態で乗ってみて、そのうちに総括したいと思いますが、まずはその前に余ってるドラレコでも使って走行動画かなんかを採取しましょうかね。

(続く)

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