月別アーカイブ: 2016年4月

フロントトリプルのクロスバイクにチェーンケースを装着する1

今までこのブログで紹介していた自転車は見た目ママチャリのシェボーFアルミばかりでしたが、今回は通勤チャリとして使っていたMerida CrossWay TFS200MDというクロスバイクを題材としています。
この機種も通勤戦争の果てに行き着いたカスタムを色々と施しているのですが、唯一の不満がママチャリ的なチェーンケースが装着できないことでした。
チェーンケースがないと常にズボンの裾まくりが前提となり、急いでいるときにうっかりズボンの裾を汚したりということになります。
仕方なく「アキワールド 変速車対応アルミチェーンカバー」という簡易カバーを取り付けていましたが、効果はないよりマシという程度でした。

AKI WORLD 変速車対応アルミチェーンカバー

AKI WORLD 変速車対応アルミチェーンカバー

そんな折り、いいものがないかと検索していたところ、RoseBikesというドイツの自転車通販サイトで以下のものを発見しました。

XtremeChainCase for front triple

フロントトリプル用チェーンケース

このXtreme chain caseというチェーンケースを使えば念願が達成できそう!
しばし悩むこと3日、BB軸長が変えないといけない可能性はあるが、取り付けは可能だろうと判断。
ということでRoseBikesで注文してみました。
なおRoseBikesについてググっても日本語の情報が殆ど出てこなかったので、おそらく(2016年3月初旬の購入時には)日本における使用者はほとんどいなかったのでしょう。
若干不安ながら、まあサイトの作り的に大丈夫だろうなと判断して注文したわけです。
そして注文から1週間でドイツから届きました。

XtremeChainCase到着

XtremeChainCase到着


ドイツから月曜発送で土曜着でした。早い!
ついでにRoseBikesブランドのカタログも同梱されていたので自社ブランドバイクの販売もやってるところみたいですね。
送料はかかりますが個人的にはオススメできる自転車海外通販だと思います。

それから1ヶ月半ほどは忙しくて手が付けられませんでしたが、この連休にようやく手を付けることが出来ました。

しかし駄目でした!

XtremeChainCaseの取り付け

XtremeChainCaseの取り付け


これ取り付けの1番最初の手順ですが、かなり分かりにくいのは置いて、見ての通りフレームのクランク軸にステイを取り付ける形になります。
てっきりBBに共締めするものかと思っていたら、まさかこう来ましたか。
なので私の自転車のようなダウンチューブがぶっとい↓のには取り付け不可能です。
Merida TFS200MDのBB部分

清掃が行き届いていないですが御容赦を


昔ながらのクロモリの細くて優美な車体でないと厳しいような感じです。

まさか初っぱなから駄目だとは思いもしませんでした。
せっかくなので分かりにくい説明書をスキャンしました。
これを読んで自分の車体ならいける!と思った人は是非、RoseBikesに注文してください。

XtremeChainCase_Manual1
XtremeChainCase_Manual1

それから今回、使えなかったXtremeChainCaseですが、クロモリフレームの自転車を買う予定がないので欲しい人がいらっしゃるなら差し上げます。
ただし以下の条件です。

  1. 送料は着払い
  2. 宅配業者指定不可
  3. 営業所止め不可
  4. ブログなどで記事化できる人

まあ、こんな最果てのブログを見てる人などいないかもしれませんが、情報は共有してナンボですので記事化できる人というのが大条件です。

ご応募を気長にお待ちしております。
※.捨てアドを添えてコメント投稿してください


追記
よくよく部品を見てみたらBB共締用っぽい部品があることを発見!
説明書の2ページ目とか読んですらいなかったけど、まさにBB共締めじゃないですか!?
あああ、あとは私のやる気だけ。

続く

現在のシェボーFアルミの状態

快速ママチャリとして日々を過ごしているシェボーFアルミですが、ちょこちょこと改修は継続しており、現在は以下のような構成です。

ハンドル:ノーマル(MTB-AL-153)
Fホイール:XTハブダイナモ(E2端子)のカスタムホイール@ヤフオク
Rホイール:NOB-G-700-14F (クロスバイク用の安い36Hホイール)
Fブレーキ:ノーマル(TEKTRO 型番未調査)
Rブレーキ:BR-M590(DEORE)
Rシフター:SL-M590(DEORE)
Rディレイラー:RD-M772-GS(XT)
スプロケット:CS-HG61-9 (11-34T)
チェーン:CN-HG53 110リンク
Fライト:LP-X101(Nexus E2に改造済)
クランク:謎の46T 170mmクランク@ヤフオク
ペダル:Wellgo PD-WG-033
BB:TANGE LN7922 68mm-122.5mm
シートポスト:ノーマル
サドル:ノーマル
タイヤ:パナレーサー ツーキニスト 28c

改造版シェボーFアルミの全景

改造版シェボーFアルミの全景

まあ「そこそこいじってるぜ?(キリッ」って言っても差しつかえないレベルになったとは思います。
かれこれ3年も乗ってると、さすがに所々にサビが浮いてきたりするわけですが、まあまだなんとか使ってます。
とはいえフレームの小ささという大きな不満点があるので、壊れたら壊れたでGIANTのFlourish2のMサイズをアメリカから個人輸入して改造したろうかとか思っているのですが、当分そこまでは壊れそうもないので乗り続けることでしょう。
それにしてもFlourish2ええなあ。

Flourish-2-Cream
良すぎてドライブトレイン的に改造するところがほぼない。
強いて言えばタイヤが糞ダサいのと、前カゴがアップライトすぎるのが気にくわないぐらいか。

閑話休題。

シェボーFアルミの直近の改造部分はリアディレイラーをRD-M772-GSに変更したことですが、SGSからGSという短めのものにしたことでチェーンを2コマ詰めることにしました。
そうしたところチェーンのばたつきがかなり改善されました。
しかも今日は強風だったもんで、コンビニに停めたチャリが派手に転倒していてリアディレイラーが曲がったかも・・とちょっと青くなりましたが、ディレイラーガードが余裕で守ってくれました。
前のRD-M591-SGSだと危なかったかもしれません。

つまりフロントシングルにSGSタイプはアカン!
ということですね。
SSタイプだともっといいんだけどねー。
なんで売ってないんだろ・・・ってニッチすぎるからか。

メタバリアは効果以前の駄目商品

チャリ通しなくなってから太る一方で完全メタボマンになってしまったので、とりあえず楽して痩せられそうなメタバリアスリムを買ってみました。
しかも一番高いプレミアムってのを3個も。
だって富士フイルムって言われたら信用できそうじゃないですか。

メタバリア プレミアム

メタバリア プレミアム

結果から言うとやたら屁が出て使い物になりません。
仕事をしててもお構いなしに屁をこきたくなるけど、普通は我慢せざるを得ないですよね。
もちろん我慢するとえらい腹痛ですよ。
もし会議中とかにこうなったら人間の尊厳を失う事態になりかねないです。
つまり効果(痩せる痩せない)以前にQOLが下がって社会生活が困難になります。
したがってこんなもん使えません。
あくまでも個人の見解に過ぎませんがオススメはしません。
富士フイルムの中の人いわく「それは腸内環境が改善されたら治る」とか言ってたけど、正直そんな機序が不明な戯言は信用できないのが偽らざるところ。
私は成分のサラシアが糖と反応してガスになると推測しているので、腸内環境はあまり関係ないと踏んでますし。

結論から言うと楽して痩せようというのが無理でした。
当たり前ですよね。馬鹿ですよねホント。
やはりカロリー制限してファットメタボライザーを飲んで自転車を漕ぐのが、自分にとっては楽なようです。
特保ではなく機能性食品って時点で、天下の富士フイルムだろうが関係なくメタバリアの価値が低いものだと気が付くべきでした。

そもそも買う前によく調べろよと言われれば、まあごもっともなのですが、調べてもアフィリエイトに目がくらんだノイズまみれのゴミ情報ばかり出てくるんですよね。
その中でやっと見つけた「なんか効果あるんだよ」と謳ってた筋トレ系ブログを無条件に信用してしまったわけです。
弱った人間は都合のいい情報にすがってしまうと言う、愚者丸出しの行動を取ってしまったようで深く反省しております。

幸いこのブログは投稿が少ないにもかかわらず、検索は割と上位に来るようなので、これからはこういう情報も発信していきたいです。
アフィに目がくらんでノイズまき散らすゴミ虫どもが頭にくるので、駆除の一助になればという思いです。

9速用リアディレイラーと10速用リアディレイラーには互換性がない

日々の生活の足として大活躍しているシェボーFアルミのリアディレイラーを曲げてしまったようなので、9s(DEORE RD-M591)から10s(SLX RD-M675)に交換しました。
何故こうしたかというと、RD-M675にはチェーンスタビライザーという機能があり、それに期待したためです。
なにせ前々から走行時に上下に振動が走ったとき、一瞬チェーンが落ちそうになるのを感じていたため、そこに不満を感じていたのです。

とまあ、差し替えてみた訳なのですが、いくらやってもローギアに変速ができない。

SLX

シェボーFアルミにSLX(RD-M675)を載せたらローギアに入らない図

一応、換装する前にリアディレイラーの互換性についてちょろっと検索をしてはいたのですが、大体が
リアディレイラーは伸縮するだけだから互換性を気にする必要ない」みたいな記事ばかりだったので、特に問題はないと判断したのが全ての間違いだったわけですが。
ひたすら調整し、チェーンも縮めたり伸ばしたりと悪戦苦闘した結果、「これは自分の腕の問題じゃない」という結論になり、そこからひたすら検索しまくって下記ページを発見しました。
9sMTBに10sのリアディレイラーのみを使用できますか? – Yahoo知恵袋

「シマノのMTB用ディレーラ」という条件であれば、
9速と10速には互換性がありません。

微妙に合わないとかでは無く、
ワイヤ稼動量に対するレバー比自体が違うので、
10速用ディレーラと9速シフターの組み合わせでは、
完全に使えない状態になります。

なるほど。
「レバー比」という物の考え方があるわけですね。
確かにテコの原理で変形してるわけだから、考えてみれば有って当然なわけですが、私がちょろっと調べたようなページでレバー比に言及したところは皆無でした。
つまりどこかの半可通が書いた適当な情報を真に受けて失敗してしまった訳なのですが、情報の取捨選択は受け取り側にある以上は文句も言えませんね。
正直、ムカツいてるけどw
ムカツいて仕方がないのでCRCで9速ディレイラーを注文しました。
今度はRD-M772というXTグレードで(^ω^)
日本で買おうとすると中古しか選択肢がないですが、海外通販ならバリバリの現役パーツです。しかも日本より安い。
日本は右向け右の国民性で9sの上位グレードは絶滅してるようですが、海外ではそういうメーカーの身勝手が通用しないのか、まだまだ9sの上位グレードが新品で売ってます。
冷静に考えるとこんなママチャリモドキにSLXやXTを載せるとか完全に頭がおかしいですが、見えないところのお洒落みたいなものです。

こうして痛い失敗をしてしまいましたが、せめて私のブログでは間違った情報を発信しないように気をつけたいところです。

ExpressWebからWinserverに引っ越しました[非推奨案件]

ExpressWebが廃止されるということで契約が切れる3月末で追い出されることになりました。
なのでギリギリまで粘ってWinserverに引っ越しました。
Winserverにした理由は以下の通り。

  1. ASP.NET+MySQL+SQLServer使用可
  2. 当たり前だよね。

  3. 安い
  4. たかだか個人のホムペだし・・。なのでAzureは論外ですわ。

  5. 運用実績
  6. ExpressWebみたいに勝手に値下げして短期間で勝手に撤退する自爆テロをやられると迷惑なので

  7. WindowsServer2012
  8. Win2008Srvベースよりは長くサポートされるので

とにかく年齢を経ると面倒なことは極力したくなるわけですよ。
ただでさえ面倒くさがりなのに金にならないことで面倒は御免なのです。
ということで横移動で安く済み、それなりに運用実績があるところを選んだわけです。
それでも年払いで月々1000円近い金額はそこそこ抵抗があったので、安価なLinux VPSにしてみることも考えましたが、データ移行に苦戦している内に終戦になる恐れがあったので検討除外しました。
ひょっとして思いの外、簡単に移行できたかも知れませんが、元々ASP.NETが好きで選んだことなので心中することにしました。

とまあこうして移転してきたわけですが、私は契約時期として難民化が早い方でしたので、これから私のようなExpressweb難民が続々と出てくることでしょう。
ということで以下に私がたどってきた苦難の道をを紹介します。

1.Expresswebのデータをエクスポート

  • 準備
  • ExpressWebのコントロールパネルにログインする。

  • ファイルの取得
  • [ファイルマネージャ]から”wwwroot”を選択して[Zip形式]ボタンをクリック⇒出力ファイル名(wwwroot.zipみたいなの)を入力する。
    そうするとZIPアーカイブが作成されるのでクリックしてダウンロード。

    ファイルマネージャ

    ExpresWebコントロールパネルのファイルマネージャ

  • DBデータの取得(Blogデータ)
  • [データベース]から”MySQL5.1″をクリック⇒[データベースを参照]をクリックしてphpMyAdminを開く。
    phpMyAdmin-[エクスポート]タブをクリック⇒blogのDB名を選択して[実行する]をクリックするとDBデータのダウンロードが始まる。

    phpMyAdminのエクスポート機能

    phpMyAdminのエクスポート機能


    デフォルト設定に対して「作成するクエリの最大長」だけ増やしましたが、半端にインポートしても意味がないので「エクスポートをトランザクションで囲む」にチェックしても良いかも。

  • DBデータの取得(SQLServer)
  • この作業はSQLServerにDBを作成した人のみがやればいいです。
    [データベース]から”SQL Server 2008″をクリック⇒データベース名をクリックして”SQL データベースプロパティ”を開く。
    [メンテナンスツール]⇒[バックアップ]をクリック⇒ファイル名を指定して”ZIP形式バックアップ”にして[バックアップ]をクリックするとDBデータのダウンロードが始まる。

    ExpressWebのコントロールパネル(SQLServer)

    ExpressWebのコントロールパネル(SQLServer)

2.データをインポート(MySQL)

  • sqlファイルを開いてCREATE DATABASEから始まるクエリを削除
  • sqlファイルの”expressweb.jp”を新サイトほホスト名に置換
  • sqlをZIPに固める
  • WinserverのphpMyAdminにログインしてインポートタブをクリック
  • ブログデータをインポートする
  • phpMyAdminのインポート画面

    phpMyAdminのインポート画面


    ちなみにphpMyAdminへのアップロード制限は2MBだって・・・。かなりここヤバい気がしてきた。

3.データをインポート(SQLServer)

  • SQLServer Management Studio 2012 Express の導入。
  • WinserverのSQLServerはクライアントPCから直接SQLServer認証で接続する必要があるため、下記からSSMSEをダウンロードしてインストールする。
    https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=50003

  • SQLServerのデータベースリストア
  • 通常は以下のメニューからbakファイルを選べばスイスイ行くはずが、何故かローカルファイルが選択できない。

    リストア

    SQLServer Management Studio 2012によるリストア


    どうやらWinserver側でローカルからのリストアが制限されている様子。
    というかSQL打つしかできない。
    やっぱり、ここヤバかった・・・。
    だって自分のデータを持ち込むのに金を取るんだってさ↓。しかも5400円という高額。
    SQLServer 移転 [Winserver]
    ちょっとこれマジでありえねえだろ・・・。
    FAQにも一切書いてないから事前に調べようがないじゃん。酷いよ。
    と呪詛を吐いても詮無きことなので回避策を講じました。

  • [回避策]
    • bakファイルをローカルリストア
    • Expresswebから取得したbakファイルをローカルリストアするためにSQLServerを導入します。
      ただ一時作業のために余分なリソースを常駐させたくないので、常時インスタンス起動せずオンディマンドらしいSQL Server 2012 Express LocalDBを使うことにしました。
      マシン環境が潤沢な人は通常版SQLServerを使えば良いだけなので読み飛ばして良いです。
      インストールしたらSSMSEからbakファイルをリストアします。SSMSEの使い方は下記サイトを参考にしました。
      http://sqlazure.jp/r/sql-server/233/
      参照先のおかげで助かりました。ありがとうございます。だってアクセス指定子が「(localdb)\LocalDB Instance」なんて分からんって!

    • DBをスクリプトファイル化
    • データベースを右クリックして[タスク]→[スクリプトの生成]を選択してDBデータをファイル化する

      DBのスクリプトファイル化

      SQLServer Management Studio 2012によるDBスクリプトファイル化

    • SSMSE上でスクリプト実行
    • SSMSEの接続先をWinserverにしてから出力したスクリプトファイルを流します。
      これでやっと完了・・・。
      逆にWinserverから引っ越す場合は、やはりSSMSEにてDBをスクリプトファイル化する流れで行けるかと思います。

4.ファイルの復元

  • FTPによるファイルアップロード
  • バックアップしたファイルを解凍してFTPで”web”ディレクトリ配下に展開すれば完了です。
    時間がかかるので始まったら放置して別作業をするのが吉。
    ちなみにMySQLのDB名などを変えたらWordpress側のwp-config.phpもいじらないと駄目ですよ。

で、WinServerの使い勝手ですがExpresswebの3倍の価格ながら残念ながらパフォーマンスも3倍とは行かないようです。
あとやたら手作り感が半端ないです。SQLServerを使いたい場合はメールに必要事項を書いて送ってくれってノリです。
しかも前述したようにDBのリストアみたいな簡単な作業すらユーザー側には開放されておらず、金くれれば代行するぞとか平気で書いてある有様。
調べたら10人ぐらいしかいない会社みたいなので、まあむべなるかなって感じなのですが、正直Expresswebから比べるとかなり落ちると言わざるを得ません。
1年払いしてしまったので仕方なく使いますが、正直オススメはしません。